まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

トロン

 

トロン:オリジナル(字幕版)

トロン:オリジナル(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

トロン [DVD]

トロン [DVD]

  • 発売日: 2005/12/21
  • メディア: DVD
 

・1982年公開。最初にCGを本格的に使い始めた映画、らしい。

¥仮想世界に人間を送り込んだり、プログラムを擬人化したりと、野心的な世界。

人間を仮想世界に送り込む方法は……分子レベルで分解する。すぎょい。

・天才プログラマー・フリン vs マスター・コントロール・プログラム()MCP

MCPはいろんなところにハッキングし、人間より賢く?なろうとしている

・しかし仮想世界の中にはすでにMCPによる社会が生まれていた。様々なプログラムがここに集められ、MCPの一部にされている。

・ユーザであるフリンが仮想世界のなかにダイヴ

・要するに、グリッドのイメージはこのときに既にできていた。

もっともっとアップデートする必要がある。

・途中から謎のレースゲームが始まる。(ルールがよくわからない)

・隔離区域から離脱する。・入出力タワー……。・仮想世界になぜかお水。ゴクゴク。

・ユーザもプログラムも、似た者同士。これもすでに書かれてある。

・ユーザを神格化している。

トロン:レガシー(字幕版)

トロン:レガシー(字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 ・2010年公開。前作より28年、待望の続編。前作の主人公の息子が登場。ファンならニヤリとする場面が多々。

同じオブジェクトなのに、28年間の技術力の差がすごい。(ヘンな鳥居みたいな乗り物とか)

・美女たちに指先光るナイフで脱がされる主人公。

・もっともっと実験的なことしよう。もっともっと。小説だから。

・同じ登場人物なら、俳優さんも同じ。吹き替えまで同じ……。

・「ヒントをやろう。武器じゃない」

・やっぱりあったバイクのレース対決。

・アイソー。新しい生命体。

・生物学とデジタルの融合。

wi-fiってなんだ?」「デジタル相互接続」「85年に思いついてた」

・お約束の熱い展開。かつての仲間が敵に。そして思い出してまた味方に。

・ヒロインはいるのだが、意外とラブがない。

感想会の結果ふりかえり(第4期)

・去年から感想交換会をやっていたので、結果のまとめと振り返り。

 5月現在、講座はラスト手前の第10回を予定しているところだが、コロナの影響で開催が延期になっているので、少し早いですが振り返り。本当は、最終実作の提出後に公開予定だったが、講座がのびのびになって幹事が忘れそうなので公開。最終実作の執筆に影響が出そうな方は、回れ右です。また個人名の言及はほとんど控えています。

 

過去の感想会

 

 

どんなことやってるの

 だいたい月に一度、〆切(木曜日)の週末の土日祝いずれかで開催、1作品30分の講評会。はじめに作者から要望などをコメントして、あとはフリートーク。以前は読書会形式で参加者ひとりずつ講評していたが、参加者多数のため今はフリー。だいたい7時間くらいかかっている。前期も途中からスタート。

 

参加人数の推移

 図1.縦軸が人数、横軸が第何回目か、赤色のバーは初参加者。正しくは参加表明した人数なので、欠席などあり実際に参加した人数はこれより 2,3名くらい少ない。たいてい最初の時期が多くて、後半になると忙しくなってきて減ってくる傾向にあるが、今期はあまり減っていない。人数全体は、前の期(平均9名?)と比べるとかなり増えた。聴講生の方が常に1,2名いたのもありがたい。

 第9回はコロナの影響でリモートzoom開催。次に開催予定の第10回でドンと増えているが、コロナの影響もあってなかなか講座が開かれないので、唯一の懇親会的な役割になっているかもしれない。

 

 赤色のバー、初参加の方が最後までちょこちょこいたというのはありがたい。1回参加してもらって特効薬みたいに上達してもらいたいが、なかなかそうもいかないというか、これまでの作品を全部読んで、「あなたはここを伸ばしなさい or 直しなさい」とアドバイスするのは、かなり骨が折れる。

 また、途中初参加の方と常連の方の梗概を比べると、梗概のわかりやすさの点でだいぶ違っていたように思う。初参加の方は本当は歓迎しないといけないが、指摘が多めになってしまったかもしれない。ただ感想会常連の多くも、初回の方はかなりツッコミだらけだったと思うので、なんというか、申し訳ない。

 

結果①:梗概選出の回数

 以下、感想会に3回以上参加された方を『感想会参加者』とする。理由としては、この会は作品講評が主なので、能力がちょっと上がったかな、と思えるのは、だいたい3回くらい参加してからのような気がする。もちろん、もともとかなり上手い人も参加しているので、この結果がすべて感想会のおかげと言うつもりはない。(第1回や第2回で選出された人は、あきらかに感想会の影響はほとんどない)。ニワトリと卵の話になるが、まあ参考程度に。

 

下記、いきなりロコツな比較になってしまうが、いろいろ表現を考えた結果、簡潔な記述を求めるとこうなってしまったので、ご容赦願いたい。

 図2に梗概選出回数と人数をまとめた。右側のバーが感想会参加者(13 名)。赤色のバーが1回、濃い赤色が2回以上選出された受講生。第4期の講座生全体の人数を40人とした。(登録されているのは48名)。

 梗概が1回でも選出された人数で見ると、年間で1回以上選出された講座生は全部で20名(赤色と濃い赤色)。選出作品は30作品。そのうち感想会参加者が半分の10名。2回以上選出となると、その半分の5名になる。(余談だが、3回梗概選出は全体で3人のみ)

  
 絶対数で見ると、赤いバーは左右でほぼ同じだが、割合で見ると結構な数になる、と思う。選出された人数を、それぞれのバーの高さの人数で割った結果を選出率とすると、左側が37%、右側が77%となった。(2.08倍)。選出10名の中には元3期生が3人もいるが、それを除いてもそこそこな結果が出た。とりあえず感想会でボールを投げたらだいたい選出者にあたる。熱心な方々に集まってもらったということだろう。

(感想会の選出者 10名の内訳は、藍銅、遠野、揚羽、渡邊、安斉、稲田、武見、藤田、中野、黒田の10名)。

 

※追記 前期(3期)は、生徒数が48名(同じ)、選出作品が30作品、1回でも選出された人は16人だった。今期は多少、選出された人がばらけた模様。本当は、下記の得点で分散が見たいのだが、得点方法がまったく変わってしまったので比較ができない。

 

結果②:得点グラフの比較

 次は得点での比較を行う。図3に得点TOP15をまとめた。右側のバーが感想会参加者(13 名)。赤いバーの下からTOP5、TOP10、TOP15までの人数を示している。第9回までの得点表を見ると、得点TOP10の中に感想会参加者が5名、TOP15までみると、参加者が 10人まで入る。ただ10人まで入るのだが、おそらく次の第10回の講座の加点で順位が入れ替わり、15位の受講生(幹事)が転落すると思われるので、グラフでは9人にしている。 

 
 図2と同じように、TOP15までの人数を、そのバーの高さで割った割合は、左側が22%、感想会参加者で69%になった。(3.13倍)。実は、得点が高い=梗概選出されている、と等しいので、結果は図2とほとんど同じなのだが、なかには梗概選出されても実作を提出できなかった場合がある(0点)ので、こちらのほうが左右で差が出ている。TOP15というのは、ほぼ梗概選出→実作提出した人数に近い。

図3を、縦軸の上限を100%にして割合にすると図4になる。

 こちらの結果は、検定をしてもおそらく有意差が出る、と思う。(久しぶりに統計の本を引っ張り出したが、適当な例題が見つからなかった。z検定をしたら有意差はあったのだけど、おそらくt検定をしないといけない)。 

 

結果③:実作と最終結

 梗概の結果はわかった。では実作は? というと、実作の上手さをうまく評価するのが難しかったので、比較はやめておいた。また実作は、もともとの実力が顕著に出るので、あまり感想会の影響があるとも思えない。得点TOP5の顔ぶれを見てもそう感じる。(試しに、毎回の講座の得点1位と2位をカウントしてみたが、カオスになった)。

 またこのあと、最終実作にて最終候補者が選出され、年間優勝が決まるが、この結果にもあまり影響がないかもしれない。そもそも幹事がタイトルを取ったことがないのでそれ用のアドバイスが難しいし、うまい人は講座生より講師のアドバイスを聞いたほうが良いだろう。

 

考察

 結果的に、梗概の選出に少しは役に立てたよう、である。(もともと上手い人が偶然集まっても同じ結果になるのだが、手ごたえとしては、3人くらいには実際に効果があったと感じている)。幹事としては、しんどいスケジュールのなかで毎月の土日をつぶしてもらっているので、選出されると少し安心する。ただ、かけた時間に対してリターンが釣り合っているかはわからないが。

  ここで論文なら被験者にアンケートでも取って、自由記述の回答を紹介するのだが、当然そんなことはやってないので、以下は幹事の所感。

 実際に幹事がどんな講評をやっていたのか、と考えると、以下 まず ① 梗概のストーリー・設定が理解できるか ② 設定・ストーリーから梗概選出の可能性がどのくらいか、どの程度掘り下げているか ③ 実際に実作にするときのポイント・類似作品等、を重点的に考えていた気がする。

 実作については、思い返しても、梗概へのアドバイスは即効性があったと思うが、実作へのアドバイスは細かい指摘になりがちで、効き目が出てくるのは遠い将来という印象だった。もっと高い視点からのアドバイス(目標、弱点等)をするには、書く側も何回か続けて実作を提出しなければならない。また幹事のレベルがそこまでに達していないということもある。このあたりは今後の課題である。 

(ただ、細かい文章の指摘(人称、視点、文法など)ができるのは感想会の特徴だとは思っている)

  

当初の目的

 結果的にそこそこな効果が出たが、当初から数値目標を掲げていたわけはない。最初は、選出されなくてもいいから、講座に最後まで参加してもらうつもりで、継続性のために開催していた。もしかしたら効果があるかも、と実感したのは第6回か第7回で、初回に比べて劇的にうまくなった人が梗概選出されたときと、第8回の時点で、初回から参加している常連組がほぼ全員、梗概選出されたときだと思う。

 あと第5回の感想会で、得点が入った実作(自主提出含む)がドンドン講評の場に出てきて、かなり驚いた記憶がある。出てくる作品が全部おもしろくて恐ろしかった。

  

 デメリット

 もちろん、講座のなかには人づき合いが苦手という方もいるし、感想をもらうのが苦手という方もいるので、今年はあまり、幹事から積極的な勧誘はしなかった。ただ幹事から見て、梗概選出されてない方の中で、感想会で鍛えたら選出されそうだなという人は何人かいた。けれど、こういう講座内でコミュニティをつくることはかなりデリケートな問題だと思っているので、あまり積極的な宣伝はしていない。(外から見たら鬱陶しかったかもしれないが)

 また感想会の欠点もあって、まず時間がかなり犠牲になる。感想会自体の時間もそうだし、ほかの人の作品(10作品以上)も読まないといけない。また梗概に色々ツッコミが入るので、実作(特に自主提出)が書きにくくなる点もある。ツッコミが入ったら当然、梗概を見直さないといけないので、そのぶん書き始めるスタートが遅れるのである。スケジュールが厳しいこの講座では結構大きな欠点である。

 また、こういう生徒同士のスクラムを組んで取り組むのはどうなの? と思わなくもないが、高得点者を見ると、感想会への参加不参加関係なく、もともと何かしらのコミュニティやサークルに入っていたり、友人知人に原稿を見てもらっている人が多いように思った。

 

幹事をすることについて

 感想会自体のメリットはあると思うが、幹事をやるメリットはあまりない。次期に機会があるとしたら、幹事は持ち回りにしたほうが良いだろう。また現役受講生が幹事をするメリットもあまりなくて、作品の〆切と講座の内容を把握していることくらいか。また好き勝手に講評していると、自分も講評される側なので反撃をくらう。(実際に反撃をもらうわけではないが、講評中はつねに「指摘してるけど自分はそれができてるの?」がつきまとう)。逆に言うと、感想会で本当に好き勝手な講評はできないし、本当に読者の立場で講評することはまずできない。参加者がほとんど全員、書く側だからだ。その点はOBの方々のほうがメリットがある。

  今回は幹事の余裕がなさすぎたので、プロデュース的な面は難しかった。HPを開設しても良かったし、もっと偉いゲスト講師を呼んでも良かっただろう。そのあたりは次期、幹事する方に(OBでも)期待する。

 最後に、感想会は参加者がいないと成り立たないので、忙しい中でご参加くださった方々、活動をさせて頂いた講座の方々に感謝する。

 

以下、サムネ用。

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在宅作業環境をととのえる

・4月上旬の緊急事態宣言の影響で、在宅勤務になり、まだ続いている。

 

① 在宅環境を整える

・いままで作業の99%は外で行っていたのだが、5月の連休になって、掃除のついでに在宅の作業環境も整えてみるかということになった。正直、出勤が始まれば無駄になる可能性が高いのでかなり迷っていたのだが、とりあえずやってよかったと思う。

・かかった時間は1週間くらい。かかった費用は言えない。言わないんじゃなく言えない。ギリギリ言えるところ。

 

② 結果

・かなりせまい部屋なので、部屋の窓際に作業テーブル(40cm× 1mくらい)、大きなディスプレイ、右隣に6段ボックス本棚が1つ、あと作業チェア。部屋の反対側に同じ本棚が2つ、テレビがひとつ、布団がひとつ。部屋にあるものはそれくらい。理想は部屋の中に、ネットカフェのような個室ができると良い。

・在宅作業になって4日が過ぎたが、いまのところはうまくいっている。(10年以上、家で作業していなかったのに、奇跡だ)。このあと、作業スペースとその他のスペースを分けるために、仕切り用の大きなカーテンが来る予定。部屋が病室になりそう。

 

チェアは、3年以上前に買って放置していた、ニトリのエルゴクエスト。シルエットがホネみたい。ちょっとヘッドが固い。

https://www.nitori-net.jp/ecstatic/image/product/6620533/662053301.jpg?ts=20191031110139287

https://www.nitori-net.jp/ec/product/6620532s/

③ 作業ルーチン

 午前10時くらいに起きて、買い物に行き、戻ってきてずっと作業。夜20時ごろに作業終了。昼食の時間がいまだに決まっていない。作業が終わったらカーテンとかをシャーっと引いてオンオフを切り替えたいのだが、うまくいくのだろうか。(寝る時間の3h前くらいに作業をやめないと、眠れなくなってくる)。

 

 ④ 気がついたこと

・家で作業をして気がついたことは、とりあえず知の拠点ができたこと。当然だがいままで『拠点』と呼べるものがなく、情報や資料がどこに集まっているのかよくわからなくなっていた。資料が貯まらないと知識が貯まらないし、自分が何を好むのか、何を見聞きしてきたのかもわからなくなる。作家や研究者というのは、ミニマリストとは対極にいるのかもしれない。

・問題はこの環境をきれいに維持することなのだけど、いまのところ案があるので、それでうまくいくといい。また出勤がはじまって、家に帰ること自体が嫌になるとあまり意味がない。まあ引っ越しする場合も、いまのレイアウトが参考にはなるとは思う。また仕事でメンタルがズタボロになるとすぐ崩壊するので、体力が最低のときでも維持できるような、無理しない環境にしたい。

 

⑤ コロナめ

 まあこんなことができたのは、5月の連休と、コロナで外の店舗がほとんど休業してしまったからだと思う。おかげで4月は作業が滞りまくり、〆切をひとつ破った。そのときはコロナのデメリットが大きかったのだが、ここにきてメリットが少し上回った気がする。あと在宅勤務になって、仕事がすこし減ったというかテキトーになった。空き時間があったからできたので、やはり労働は悪なのではという結論(?)

(もともと1日の時間をめいっぱい作業に使ってしまうタイプなので、掃除と整理が絶望的に下手。もう治らないと割り切るくらいには苦手。「掃除と整理」が作業の中に入っていない。業者さんに頼んだほうがいいレベル。)

 

★課題

① 集中力

 環境を作るときにいちばん懸念していたことは、作業しているあいだに遊んだりして、集中が続かないのではないかということ。そのために、① 作業する場所と寝る場所、遊ぶ場所を分けること。② 作業机のまわりに物を置かないこと。(掃除機など、日用品も含めてほとんど)。つまり作業しているときに見えるものは、本棚とテーブルとPCだけ、という環境。これでチェアの背後にカーテンをつけて、後ろも隠してくれるともっと良い。

 作業用ディスプレイも、実は元はテレビ用ディスプレイなのだが、テレビもゲームもしないつもり。(別のディスプレイで行う)。資料の映画を見るのは微妙なラインではある。

 問題は、いちばん集中力が必要な作業は、執筆(本文を書くとき)であること。そのときに集中がどのくらい続くかが問題。今までで一番集中できていたときの環境を再現すれば良いので、まあこれまでの作業も無駄ではなかった、ということにする。(コストは最悪だが)

 

② 本棚が使いこなせてない

 じつは1年くらい前まで部屋に本棚がひとつもなく、すべて図書館や電子書籍に頼っていた。さすがにそれはまずいということで本棚を買い、お気に入りの本などを少しずつ集めては飾っている。「飾っている」というのは本当にそうで、使いこなせていない。本棚から本をとって読む、という作業に慣れていない。買って置いたままの本もある。もちろん毎日、タイトルを目にすることも大事なのだけれど。本棚に『グラン・ヴァカンス』があり、PCのなかに同じ電子書籍もあるというのに、いざ読もうとすると、同じ本を図書館から借りたりする。どうなってんだ。今後は少しずつ本棚から手に取って、ふせん等をつけて、使ってる感を出さないといけない。

 

③ 整理

 整理術のレベルが低すぎる。執筆の資料もまとめきれていない。さすがにまずい。またいままで自分が書いたプロット等も整理していないし、最悪なことに、今まで勉強してまとめたノートなどもバラバラになっている。(ルーズリーフに書いていた)。今後は本だけじゃなく、自分が書いたものもまとめたほうがよさそう。ある方は、いま書いている作品が変わるごとに、一番よく見る本棚の中身をごっそり変えている人もいた。つまり本棚の一段を作品の資料で埋めてしまう。

 

④ PCのなかの環境

 じつはいままで作業をするたびに、PCを最初からセットアップして使っていた。(officeが入ってる商品出荷の状態。ファイルはdropboxgoogle docで管理)。これは最初の設定がいちいち面倒だけれど、PCのなかに余計なファイルやアプリが入っていないので、作業の集中を持続させるのに意外と良い。ブラウザのタブも0個からスタートする。

逆にscrivnerなど、専用の小説執筆ソフトが使えなかった。これからは前の良いところを引き継ぎながら、自分用にカスタマイズした環境が使えると良い。ただ自分は外でも書きたい派なので、あまり凝りまくった環境にすると、いざというとき困るのだけど。

 

⑤ 読書の集中

 作業の集中は良いとして、じつは読書の集中があまり続いていない。いやそんなに集中しなくてもいいのだろうけど、いまだにしっくりくる方法がわからない。そもそも作業場所で読書することが正しいのかどうか。(あまりくつろぐ環境にはなっていない)。せっかく本棚があるのだし、寝る前にでも読んでそのまま寝落ちしようか。照明のリモコンを失くしてしまったけれど。

 

あなたのための物語

 

あなたのための物語

あなたのための物語

 

 西暦2083年。人工神経制御言語・ITPの開発者サマンサは、ITPテキストで記述される仮想人格《wanna be》に小説の執筆をさせることによって、使用者が創造性を兼ね備えるという証明を試みていた。

 

そんな矢先、サマンサの余命が半年であることが判明。彼女は残された日々を、ITP商品化の障壁である“感覚の平板化”の解決に捧げようとする。いっぽう《wanna be》は徐々に、彼女のための物語を語りはじめるが……。

第30回(2009年)日本SF大賞候補。このときの大賞は伊藤計劃氏 『ハーモニー』。ひえ。

 

めちゃめちゃ寝不足のときに読んだからかもしれないが、感情が激しく上下してつらかった。

 

・ド研究者である34歳のサマンサは、仕事バリバリで脂がのっている最中に、余命半年を告げられる。本作の冒頭にいきなりサマンサの死亡シーンがある。(最初はよくわからなかったが)。てっきり彼女は中盤で亡くなって、AIが残される展開かと思ったが、最後までサマンサの死期直前を書いている。

 

・とにかくサマンサがワーカーホリックで、孤独だった。病気宣告されても仕事ばかりで、作中はほとんど家と企業の研究室の往復しかしていない。友達にお別れするシーンもほとんどなく、ベッドに寝たきりにもならない。それでずっと持たせてるのがすごかった。サマンサがずっと「ITP言語でなにができるか?」を追求しまくっており、自分やwanna be を実験台に色々な試みをしていく。

 

・全体の3分の1のところで、すでに完結しても良いくらい感情が上下していた。

・自分も不眠とお腹の調子がきびしいので、きびしかった。

 

・あとで追記

 

第4期感想交換会 第9回

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https://support.zoom.us/hc/article_attachments/115018255866/ipad-exitgallery.PNG

※画像はイメージ。

 

日時:4/19(日)13:00 - 21:20

場所: 新宿区 新宿三丁目 、1000円

参加者:9名、(予定10名)

対象作品:梗概 7 (8)、実作5

 

・初のzoomでのリモート開催。

・リモートなのでひとりずつ講評する読書会形式に変更。結果的にかなり長時間になったが、全員そこそこ発言できたのでまあ良いかと思う。発言タイミング以外は休んでもいい。

 この形式にしたので、感想をまとめきれていない幹事の弱点が露呈する。

・zoomの録画容量は1GBだが、すでに5GBを超えた。

 

・さすがに幹事もへとへとになった。作品がうまくいっていないことも合わせて、だいぶ遅れすぎている。自作の講評が雑になるのはよろしくない。

 

・最終実作の前のラスト講評会だったが、コロナのバタバタで困る。講座のスケジュール変更に全くついていけていない。最終実作の講評会もリモートになるかもしれない。うーん。(単に飲みたい)

 

Autoware :自動運転ソフトウェア入門

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・自己位置推定

・経路生成:経路計画

・p67 rosbag:センサデータを保存している。再生。状況再現。

p74座標系

・p120 環境認識

物体検出:どの位置に物体があるか認識

物体認識:車なのか人なのか認識

ラッキング:物体がどのように動くか認識するのか。

点群。LiDARによる物体検出。まず物体を切り取る作業?

SSD(single shot multibox detector) :畳み込みニューラル:さまざまな大きさの物体検出

YOLO(you only look once):畳み込みニューラル。高速。 

p134:センサキャリブレーション:2つ以上のセンサのお互いの位置関係(外部パラメータ)とカメラのパラメータ(内部パラーメタ)を調べること。

クラスタラッキング:時間変化をしても同じ物体を認識し続ける。

最終実作について

 

・最終実作がやってきた。

・自分の苦手なこと。

 未来の現実世界を考えること。ロボットの必要性について考えること。めんどくさい。

・自分の得意なこと。わからない。

 →3年間のすべてをぶつけろ。

・言いたいこと? なにもない。はっきり言って何もない。

・世界をひとつ作ろうとしてしまうのだが、これがあまり得意ではない

・→いままで、とても小さな世界をつくっては壊してきた。ホーム・スカヴァティやオールワールドヒーローなど。よって、小さな世界をつくるのは好きだが、大きな世界をつくるのはとても苦手である。これをどうするか

・正直、やめてほうがよい。

 ・たとえば、ホーム・スカヴァティも、120枚にしようと思えばおそらくできる、ような気がする。小さな世界の崩壊、新しい敵、などなど。よって無理やり世界を作らなくてもよい。大長編になりそう。いままでの実作を読んで、ぶっちゃけそんなに大きな世界を作らなくてもよい気がする。

・よって、世界を作るのはいいのだが、見せる世界は小さい、というのはありである。やはり自分の中では、最終実作にふさわしい世界がほしい。ただ、それが生かせるかどうかはまた別である。たとえば大きな世界を作ったとして、それがうまくいっているかどうかは別で、とても困ったことになる。48000字、144枚、おそらくそんなに長くない。世界の大きさというよりは、濃縮のちがい、という気がする。

・ロボットについて、ものすごく苦手である。機械系がものすごく苦手であり、困っている。

・よって、コンピュータやネットワークに絞ったほうが良いかもしれない。ロボットに切れるのもわかるが、非常に難しい。

・何が好きか。コンピュータの中でしか存在しない人が、キレ散らかすのが好きらしい。

・つまりAIとロボットのコンビがあれば、それでいい気がする。それをAI側から見る、というのはなかなかないかもしれない。

・ただ、やはり自分がロボットが苦手なので、それはあまりよくない。

・あまりおおきな世界にしなくていい。世界を壊したりしなくていい。

 

・理想としては、仮想空間上で完結している話のほうが好き。よってそれにしようかと思う。

 

 

・仮想空間上で完結していて、それでいてテーマ性があって、社会的に訴えるものがあるもの。やはりいろいろなポイントが必要なのだと思う。AI美空ひばりとか。

 ・仮想空間上でできるもの。おそらくひとつの世界ではむずかしい。ホーム・スカヴァティとか。あったとしても、大きな世界をひとつか、小さな世界をふたつか。グラン・ヴァカンスのようなもの。

・うーん、やはり難しい。

・50年くらい生きる。

・好きなものなんてなにもねーよ!!!!

・AIとロボットのラブロマンスはいいかもしれない。

・ただ、モノはあまり好きではない。対話システムは好きだが。

 

・テーマ性、社会性、エンタメだけではない。

・ただ、僕自身がそんな大それたことを言える立場ではない。格差、男女、人種、多様性。生半可な知識では太刀打ちできない。

・よって、社会性は面倒くさいのであきらめたい。どちらかというと「生まれた立場」「格差」かもしれない。

・AIの格差。生まれた時の格差。ロボットの格差。どうしようもない格差。

・日本の問題。格差の問題。AIにおける格差。