まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

在宅作業環境をととのえる

・4月上旬の緊急事態宣言の影響で、在宅勤務になり、まだ続いている。

 

① 在宅環境を整える

・いままで作業の99%は外で行っていたのだが、5月の連休になって、掃除のついでに在宅の作業環境も整えてみるかということになった。正直、出勤が始まれば無駄になる可能性が高いのでかなり迷っていたのだが、とりあえずやってよかったと思う。

・かかった時間は1週間くらい。かかった費用は言えない。言わないんじゃなく言えない。ギリギリ言えるところ。

 

② 結果

・かなりせまい部屋なので、部屋の窓際に作業テーブル(40cm× 1mくらい)、大きなディスプレイ、右隣に6段ボックス本棚が1つ、あと作業チェア。部屋の反対側に同じ本棚が2つ、テレビがひとつ、布団がひとつ。部屋にあるものはそれくらい。理想は部屋の中に、ネットカフェのような個室ができると良い。

・在宅作業になって4日が過ぎたが、いまのところはうまくいっている。(10年以上、家で作業していなかったのに、奇跡だ)。このあと、作業スペースとその他のスペースを分けるために、仕切り用の大きなカーテンが来る予定。部屋が病室になりそう。

 

チェアは、3年以上前に買って放置していた、ニトリのエルゴクエスト。シルエットがホネみたい。ちょっとヘッドが固い。

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https://www.nitori-net.jp/ec/product/6620532s/

③ 作業ルーチン

 午前10時くらいに起きて、買い物に行き、戻ってきてずっと作業。夜20時ごろに作業終了。昼食の時間がいまだに決まっていない。作業が終わったらカーテンとかをシャーっと引いてオンオフを切り替えたいのだが、うまくいくのだろうか。(寝る時間の3h前くらいに作業をやめないと、眠れなくなってくる)。

 

 ④ 気がついたこと

・家で作業をして気がついたことは、とりあえず知の拠点ができたこと。当然だがいままで『拠点』と呼べるものがなく、情報や資料がどこに集まっているのかよくわからなくなっていた。資料が貯まらないと知識が貯まらないし、自分が何を好むのか、何を見聞きしてきたのかもわからなくなる。作家や研究者というのは、ミニマリストとは対極にいるのかもしれない。

・問題はこの環境をきれいに維持することなのだけど、いまのところ案があるので、それでうまくいくといい。また出勤がはじまって、家に帰ること自体が嫌になるとあまり意味がない。まあ引っ越しする場合も、いまのレイアウトが参考にはなるとは思う。また仕事でメンタルがズタボロになるとすぐ崩壊するので、体力が最低のときでも維持できるような、無理しない環境にしたい。

 

⑤ コロナめ

 まあこんなことができたのは、5月の連休と、コロナで外の店舗がほとんど休業してしまったからだと思う。おかげで4月は作業が滞りまくり、〆切をひとつ破った。そのときはコロナのデメリットが大きかったのだが、ここにきてメリットが少し上回った気がする。あと在宅勤務になって、仕事がすこし減ったというかテキトーになった。空き時間があったからできたので、やはり労働は悪なのではという結論(?)

(もともと1日の時間をめいっぱい作業に使ってしまうタイプなので、掃除と整理が絶望的に下手。もう治らないと割り切るくらいには苦手。「掃除と整理」が作業の中に入っていない。業者さんに頼んだほうがいいレベル。)

 

★課題

① 集中力

 環境を作るときにいちばん懸念していたことは、作業しているあいだに遊んだりして、集中が続かないのではないかということ。そのために、① 作業する場所と寝る場所、遊ぶ場所を分けること。② 作業机のまわりに物を置かないこと。(掃除機など、日用品も含めてほとんど)。つまり作業しているときに見えるものは、本棚とテーブルとPCだけ、という環境。これでチェアの背後にカーテンをつけて、後ろも隠してくれるともっと良い。

 作業用ディスプレイも、実は元はテレビ用ディスプレイなのだが、テレビもゲームもしないつもり。(別のディスプレイで行う)。資料の映画を見るのは微妙なラインではある。

 問題は、いちばん集中力が必要な作業は、執筆(本文を書くとき)であること。そのときに集中がどのくらい続くかが問題。今までで一番集中できていたときの環境を再現すれば良いので、まあこれまでの作業も無駄ではなかった、ということにする。(コストは最悪だが)

 

② 本棚が使いこなせてない

 じつは1年くらい前まで部屋に本棚がひとつもなく、すべて図書館や電子書籍に頼っていた。さすがにそれはまずいということで本棚を買い、お気に入りの本などを少しずつ集めては飾っている。「飾っている」というのは本当にそうで、使いこなせていない。本棚から本をとって読む、という作業に慣れていない。買って置いたままの本もある。もちろん毎日、タイトルを目にすることも大事なのだけれど。本棚に『グラン・ヴァカンス』があり、PCのなかに同じ電子書籍もあるというのに、いざ読もうとすると、同じ本を図書館から借りたりする。どうなってんだ。今後は少しずつ本棚から手に取って、ふせん等をつけて、使ってる感を出さないといけない。

 

③ 整理

 整理術のレベルが低すぎる。執筆の資料もまとめきれていない。さすがにまずい。またいままで自分が書いたプロット等も整理していないし、最悪なことに、今まで勉強してまとめたノートなどもバラバラになっている。(ルーズリーフに書いていた)。今後は本だけじゃなく、自分が書いたものもまとめたほうがよさそう。ある方は、いま書いている作品が変わるごとに、一番よく見る本棚の中身をごっそり変えている人もいた。つまり本棚の一段を作品の資料で埋めてしまう。

 

④ PCのなかの環境

 じつはいままで作業をするたびに、PCを最初からセットアップして使っていた。(officeが入ってる商品出荷の状態。ファイルはdropboxgoogle docで管理)。これは最初の設定がいちいち面倒だけれど、PCのなかに余計なファイルやアプリが入っていないので、作業の集中を持続させるのに意外と良い。ブラウザのタブも0個からスタートする。

逆にscrivnerなど、専用の小説執筆ソフトが使えなかった。これからは前の良いところを引き継ぎながら、自分用にカスタマイズした環境が使えると良い。ただ自分は外でも書きたい派なので、あまり凝りまくった環境にすると、いざというとき困るのだけど。

 

⑤ 読書の集中

 作業の集中は良いとして、じつは読書の集中があまり続いていない。いやそんなに集中しなくてもいいのだろうけど、いまだにしっくりくる方法がわからない。そもそも作業場所で読書することが正しいのかどうか。(あまりくつろぐ環境にはなっていない)。せっかく本棚があるのだし、寝る前にでも読んでそのまま寝落ちしようか。照明のリモコンを失くしてしまったけれど。