まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

反省

反省。

 

 

 

 

・梗概と実作、両方を書こうとしたが、やはりむずかしかった。両方しようとすると、どちらかのクオリティが下がる。

・梗概のテーマ決め。今回は美術作品が題材だったが、エッシャーをテーマにしようというところは早く決まる。(美術作品をほとんど知らず、エッシャーくらいしか知らない)。ここで落とし穴で、エッシャーの絵はネットでたくさん見られるのだが、なぜかディスプレイで見てもまったく面白くなく、物語が想起されない。画集や紙で細かいところを見ないと面白くない作家なのかもしれない。映画を見たりしたが全然決まらず、とりあえず画集を図書館でコピーしてくる。

 

 そしてエッシャーを数学的に解説した本を見つけて、そこから考える。数学(というほどではないのだけど)部分の理解はまあいいとして、ストーリー決めは本当に難しかった。エッシャーの絵が好きなAI、という話は決まり、なんのAIにするか困った。画像認識→画像認識と言えば自動運転で、自動車AIがエッシャーを好きになる、という話にしようと思ったが、おもしろくならず。

自動運転は仮想空間でシミュレーションしているらしい、というのを〆切当日に知り、そこからシミュ専用のAIにする。

・ラストシーンを書け、と言われているが、正直それは最初から諦めている。絵の描写?をしてどうやってそれが盛り上がるのか、ラストらしい動きもないし全然わからない。仮に絵に映っている人物を主役にしても、そうとう難しいと思う。美術作品が風景画だったらもっと(ラストにするのは)難しい。

 

★ 実作について
・『ホーム・スカヴァティ』を実作化しようとしたが、(6000字くらい書いた)、ここで敗因として、『ラギッド・ガール』を読み始めたのがまずかったかもしれない。どうしても先行作品が気になるのは病気かもしれない。

 そこから遊女のことについて調べたが、これも難しかった。おそらくレベルとしてはそうとう低くなるが、新しいことを調べられたのは良かったと思う。

 

★ 2年経ちました
 この講座、まじめにやって2年経つが、いまでも実作と梗概は両方は難しい。割り切ればよかったかもしれないが、どうもそれも難しかった。

 

★ 続いての実作
 もう最終実作が近づいているので、今までの経験からして、今回の梗概の実作化はやめたほうがいいのだが、ちょっと書きたい。やめたほうがいいのだが(2回目)。

 

・梗概の反省

・最初の文、とてもダサいのだが、当初は書いておらず、梗概の途中でAIとわかる構成だった。「このままでAIとわからないかもしれない……」と不安になって付け足してしまう。