まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

かそーつーか

 ・しりょうのきし。死霊の騎士。

 

仮想通貨―技術・法律・制度

仮想通貨―技術・法律・制度

 

 ・とてもむずかしそうな表紙とは裏腹に、非常にわかりやすかった。なんだか教科書みたいなレイアウトが良い。

 

★「決済手段の電子化」と「決済方法の電子化」

決済手段の電子化」:電子機器に記録されたデータそのものに「価値」がある。SUICAとかも、あらかじめ現金でチャージしておいて電子データそのものに価値がある。どんな経緯でゲットしたデータなのか、誰からゲットしたのかとかは無視される。よって、決済が一瞬で完結する。

「決済方法の電子化」:日本円に関する現金。預金が決済手段であって、その引き落としなどの手続きに電子的手段を用いること。デビットカードなどは、決済の方法が電子化されていて、実際は銀行口座などの預金が支払われる。ホストコンピュータで確認しながら決済をおわらせるのも。よって、取引から決済までにタイムラグがある。

 

★電子通貨の問題点

・「取引の非可逆性の保証」:いちど取引をしたあと、取引の取り消しや内容の改変ができないこと

・「電子通貨の二重使用問題」:使用済みの電子通貨を別の取引に使用すること

「その時刻での実在」「完全性」:内容が改ざんされていないこと

これらを保証するために、通常は「信頼できる第三者」が必要。タイムスタンプサービスなど。

ビットコインは「信頼できる第三者」を「人間の欲望」で解決している。マイニングのこと。マイニングをするとわずかな報酬がもらえるらしい。