まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

星へ行く船おわり

・ヨンダー

 

星へ行く船シリーズ4逆恨みのネメシス

星へ行く船シリーズ4逆恨みのネメシス

 

 ・主人公あゆみにヘンテコな手紙が届いて、そこから嫌がらせの連続。「ネメシス」とは、ギリシア神話の義憤とか憤りの女神……らしい。本編にはまったく出てこず、いま調べた。シリーズ5冊目へのつなぎ回。 

星へ行く船シリーズ5そして、星へ行く船

星へ行く船シリーズ5そして、星へ行く船

 

・ レイディに拉致されたあゆみ、その目的は、全宇宙を救うためだった……? シリーズ最終巻。以下ネタバレ。
・実は途中から楽しく読めなくなっていたが、参考になるところ。心理描写を長くしているとあまりおもしろくない


・人間とはまったく異なる存在の宇宙人。クリスタルっぽくなったり立方体になったり形が変化し、それが意思伝達の方法らしい。未知の生物とのファーストコンタクト。相手がこちらを責めるのか、戦争になるかどうかの駆け引き。
・主人公の能力(?)が明らかにされるが、どうだろうか。
・後半のメンバーとのすれ違いはよかった。こういうリアルなイヤミが書けるようになりたい。
・実はこの後、旧盤では『星から来た船』シリーズとして3巻くらい出ている。(新盤では出版されていない)それも読みたいが、新井素子さんのほかの本の方が気になってきた。おそらくこのシリーズはドカンと世界を作ってそれを楽しむ感じなので、そこに注目しないといけない。