まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

セルフ・クラフト・ワールド

 

 

・村のNPC娘が主人公。オンラインゲームのなかで、独自の生態系がつくられてきた。生物研究者が相棒。

・表紙はこのふたりと、もう少し生物がたくさんいたほうが良い気がした。表紙と内容があまり合ってない感はある。

・どうして娘が主人公にラブラブなのかよくわからないが、そういうシステムだからかもしれない。一人称と三人称が混ざりっているのがよくわからない。

・プレイヤーの方が非人間的。NPCのほうが、人間的な生活を続けている。死んだプレイヤーは、AIを通してNPCになることができる。

NPCは不死ではない。死ぬと再生できない。50日間隔で世界はセーブされている。むしろ定期的に入れ替わっており、そうしないと、変な学習をして思い通りに動いてくれないNPCがいる。

・G-LIFEの進化の部分と、ゲームのプログラムは少し別。よって、死体は食べてもドロップアイテムは食べない。

 ・エリスは古典的なディープラーニング機械学習型。ほかにも人間の行動記録をまねるシャドウ法、親和性の高い動物を模倣する方法などがある。

・プレイヤーより、NPCの方が判断がはやい。

・世界はブロック単位でできている。

・最後の方は、「AIに寄生して、記憶情報を運ぶ代わりに自分たちが保護される虫」がいるとのこと。少し伏線が足りないような気がする。