ラギッド・ガール
・『グラン・ヴァカンス』の続編。というより前日譚。
・全部引用したい。なぜ数値海岸が生まれたか、なぜ断絶が起きたかのすべて。
・夏の硝視体(グラス・アイ) 2002/10
・ラギッド・ガール 2004/2
・クローゼット close it 2006/4
・魔述師 書き下ろし
・蜘蛛(ちちゅう)の王 2002/11
・『グラン・ヴァカンス』は2002年の9月。
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★ 夏の硝視体
・グランヴァカンスの前日譚。ジュリーとジョゼの話。毎回思うが、もうすこし二人の名前を分けてほしかった……。途中、ふたりが同質同体になるところまであり、すこしややこしい。
★ ラギッド・ガール
・夏の区界ができるまでの話。「夏の区界」が仮想リゾートの名前。「数値海岸」(コスタ・デル・ヌメロ)は仮想世界全体の名前。コスタともいう。運営会社はおそらくラテルナ・マギカ社。HACKleberryとはネット自警団のこと。
阿雅砂(アガサ):ラギッド・ガールに出てくる少女。
ragged ラギッド 〔布地・衣類などが〕ぼろぼろの、ほつれた、破れた、ギザギザの
ぼろ服を着た、みすぼらしい。不規則な、でこぼこの、でこぼこした
★ クローゼット
突然、死んだカイル。
★ 魔述師
ズナームカの秋。レオーシュ君とズラータちゃんとサビーナちゃん。やばい。覚えられない。
・交互に入れ替わる、ジョヴァンナ・ダークのインタビュー。そして大途絶(グランド・ダウン)の真実。
数値海岸のサーバ群は、グリッド・ホログラムを構成している。数千とも数万ともいわれるサーバたちは、超高速帯域で連合し、巨大なコスタの全貌を逐一描き出している。この七分の六が落とされても、区界の計算はいっこうに影響を受けない。帯域幅が十分の一になってもまだ大丈夫といわれている。 ホログラムの感光媒体をどんなに小さく砕いても小さな全体像がうかびあがるのと同じで、すべての区界が正常に計算される。どんな小さな区界の、道ばたの草一本だって欠けたりはしない。全体に情報量が下がり、細部がぼやけることはあるかもしれない。しかしまったく同じように似姿の感受能も落ちていくので、ユーザはまったく不都合を感じない。まさに難攻不落であるはずだっ
★ 蜘蛛(ちちゅう)の王
大途絶あとの世界。つまり夏の区界に、なぜクモがやってくるようになったか。まだまだ続く。