まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

感想交換会ってどんなふんいき

感想交換会

 

・概要
各作品(梗概・実作)ごとに、
① 作者様からの要望や質問。執筆のねらい、講評してほしいところ、気になるところなど(オチの効き目や講評の辛口具合)(3分程度)
② 全体で議論(25分程度)。一人ずつ講評を言っていく形式もあるが、参加者多数の場合、フリースタイルで発言し合う
③ 各作品ごとに①〜②の繰り返し

 

★印象
 第1回の感想会の参加表明が15名、第2回が14名と、いまのところ多数のご参加を頂いています。小説を書くのが初めてという方も参加し、非常に効果的に利用しているな、という印象です。

 

★メリット
① 梗概・実作を読んでもらえる
 せっかく書いた梗概と実作なのに、講義でのフィードバックが少ない、と思うときもあるかもしれません。交換会では1作品に25〜30分の時間を取り、その作品についてフィードバックを行います。創作講座の賞レース?に絡めるかどうかはわかりませんが、年間通して受講するモチベーションアップにつながります。(昨年、感想会に参加していた人の多くは、最終審査日の飲み会まで参加していました)
 またたくさんの人に実作を読んでもらえるということは、それだけアドバイスをもらえる機会も増えるということで、『この作風ならこの作家があっている』など、自分の知らなかったことも教えてもらえます。

 

② 質問タイム
 講評タイムの初めに、作者さんからの質問タイムがありますが、ここでは自作について気になるところ、わからないところや商業での類似作品なども聞けます。講評のレベルも、『初心者です』『甘口でお願い』など要望すれば調節可能です。

 

③ 情報交換
  質問タイムでは作品のこと以外でも、『SFを知るための良い本は?』『このジャンルで読んだほうが良い本は?』など、情報交換にも利用できます。また作品から外れて、『一日の執筆時間は?』なども聞けるかもしれません。

 

④ リアルで集まるからできること
 感想を伝えることはSNSでもできますが、感想会では作者さんや読者さんが双方向に、リアルタイムに質問できることがメリットです。質問の返答から、『それならこうした方が良いかも』『それならこの本が参考になる』など、やりとりできるのが利点です。

 

★デメリット
① 実施時間が長い
 参加者が多数の場合、6〜7時間になることも。貴重な土日にそんな時間がないワ、という方もいるかもしれません。時間がない方は、自作の講評のときだけ参加もアリです。講評の順番はとくに決まっていませんので、前半だけ参加、後半のみ参加もOKです。

② 〆切から時間がなく作品を読む暇が‥…
 提出〆切の木曜→感想会が土日ですので、なかなか講評作品を読む時間がないかもしれません。いまのところ、全ての方に発言は求めませんので、全ての作品を読めなくてもOKです。逆に普段なかなか梗概・実作を読めないな……という方も、みんなで集まって読むと読めるかも?

 

③ 遠方・土日に参加できなくて……
  お仕事がサービス業の方などは、なかなか土日参加が難しいかもしれません。最近は感想を録音し、作者さんにお送りすることも実施しています。(先に作者からの要望、質問などをおまとめください)。また遠方の方は、skypeテレビ会議での参加も可能です。