まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

第4期 感想交換会 8月

第4期、感想交換会の第2回。

 

 

 

日時:8/17(土) 13:30 - 21:00
場所: 東京都新宿区新宿5丁目、700円
参加表明:14名
参加者:10名、初参加3名
対象作品:梗概9、実作5

 

 暑い日。作品〆切が15(木)だったもので、中1日での集合。(幹事が前日まで、台風直撃した実家に帰っており、ややグロッキー)。直前になって集合時間を前倒しにするも、これでもやや時間ギリギリ。
実作はほぼ読めていて、梗概は当日がんばって。ていねいな講評にはやはりどうしても時間が必要。いつもの減点法がよろしくない。

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・部屋は広くて安くてラッキー。

 みらいスペース/完全個室(16名まで利用可)/会議

 

・感想交換会で言い切れなかったこと。

 ・時代設定(現代?)、事件のリアリティレベルに対して、AIアリスがややオーバースペック気味かもしれない。かと言って、アリスが全然役に立たないとバディものにならないので、2040年?くらいの設定のほうがいいか。アリスはデジタル方面にとても役立つけれど、人間の機微には疎いとか。そう考えると、『通報しようとすると、アリスに止められる。京都府警は勇み足で逮捕しがちだ。状況を把握できず、僕を疑うかも知れない』。こういう推論・アドバイスをするのはむしろ人間側かもしれない。過去に似たような事例があって、アリスはそれを参照したのならOK.

とか言って、仮想通過AIアプリのカレンさんはペラペラ喋っているんですが……。

 

 

 

・自分の提出梗概

あらすじ:”ストーリー自動生成AI『ミューズ』の命令により、毎週異なるヒーローを演じるAIテピス。視聴率によってストーリーが様々に変わるなか、現実世界では大変なことが起きていて…。”

 

・交換会での意見
 ・good
・現実世界のAIたちは人間を滅ぼしかけているのに、中のテピスは人間との共存を模索している。
・AIの意識と体。テピスはヒーローが変わる度に、意識は変わってないけど、体は変わっている。
・現実世界ではまったく人間がいなくなってしまったのか、それともAIたちがこっそり見ているのか

・懸念点
・テピスだけがなぜ倫理ルールがアップデートされないのか
・”戦争”出すとつまらないかも。ありきたり。
・ミューズAIが「外の世界は○○で〜」と言い始めるとおしまいである。また、視聴率以外、たとえばなぜテピスは外部の情報を得られないのか。
 たとえばスパイダーマンとか、平気で現代のNYとかが舞台だし、現実世界の歴史とかがわかってしまうのでは。

 

反省:

・直前までネタが全然出てこず、厳しかった。
・まだまだアイデア段階。もう少し練る必要があるが、練ってると完成しない。
・現実世界が見えない不安。ただ情報が少なすぎる感じもある。梗概としては40点。
・現実世界が大変になるのか、宇宙人が攻めてくるのか、AIが人間と共存するのか。もっとすごいラストがありそう。テピスがデジタル世界からとびだして現実世界に行ってしまうとか。なにそれスミス。
・ゲームAI、三宅陽一郎先生の本を読む必要がある。対話AIは既知だがゲームAIにはまだまだ知らないことが多そう。