まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

ヒーローと正義

 

ヒーローと正義 (寺子屋新書)

ヒーローと正義 (寺子屋新書)

 

 

 

スサノオヤマタノオロチ

 

・ヒーローの定義:ふしぎな出生、怪物の退治、財宝の獲得、(女性の救助)

・敵がいなくてもヒーローにはなりえる(金太郎など)

・怪獣と人間の遭遇。動物園のオリをふっとばすようなこと。

・【カーレンジャー】では終盤、主人公と敵の幹部がラブラブになるという衝撃展開が。ラストは敵役までもが仲直りするらしい。しかし怪人役は倒される。理由はなにもしてないから。鬼は善行かなにかを積むしかない。

ヒトラーはなぜユダヤ人を国外追放せず、根絶やしにしようとしたのか。効率的な殺人計画だが、計画自体は非効率である。

・森羅万象を分けるとき、二元論的世界観。男と女、善と悪。しかし、本当にこの2項は対等なのか。p91

 ・グレーゾーン

・p102 彼女は人間というより「車椅子の少女」という記号になる。

・「脚を踏まれたものの痛みは、踏んだものにはわからない」

・【境界を侵犯し、世界観を混乱させることは、不快をもたらす】【

欲望を軸として回転する経済社会では、不快感に基づくテーゼが道徳律として社会ルール化していく】p108

・二項対立をこわす第三のファクターが出てくると、そいつを敵と感じてしまう

・象徴的二元論

・宇宙人の

・マナーや勧善は「倫理」に相当し、ルールや懲悪は「法律」に相当する。p154

・「人を殺したら罰する」法律、「人を殺してはいけない」と命ずる宗教、「人を殺すのは悪いことだ」と考えるのが倫理。

・少年たちはこわいものであり、ましてや犯罪などしてはならぬ。十代は切れておらず、大人が先に切れている。

・ヒーローには法律をやぶってほしい。【自身の満足を得るためにルールを破るのが悪であり、ルールを破るために満足するのがヒーローの正義である】p177

・理想の教師像:たった一瞬であれ、町全体の心を一つにする。

一元論へ。僕らの正義はただ一つ

・justiceとは裁判であり、判断することであり、剣を振り下ろすこと。