まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

老人と海

 

老人と海 (光文社古典新訳文庫)

老人と海 (光文社古典新訳文庫)

 

 ・読書会の課題用。初出は1952年。ヘミングウェイはこれでノーベル文学賞を取った?とされる。(まあなくても受賞したかもしれないが)

・最晩年、死ぬ9年前の作品。生前未発表作品をのぞけば、これが最後の作品。

 

・ラ・マール、エル・マール
・こんな家業にならなければよかったか。しかし、漁師に生まれついたのだから仕方ない。マグロを食っちまおう。何回も言っちゃう。
1日中、腕相撲大会。
おい、頭、すっきりしろ

 

・解説のほうがおもしろかったかも。
 ・2ヶ月で書いた。

②中学生のときに読まされたが、「これいいね」と思う学生がいるわけないと思う。無理でしょこれは。最近、子供になんの本をおすすめするか考えることがあるが、ちょいちょい自分が好きな本を勧めてしまうが、さすがにこれはない。

③解説のほうがおもしろかったかも。翻訳する人によってちがうよね、というのもある。だいたいあまりうまくいかなかった。②ヶ月で書いた。前作の評判もよくなく、③部作も大体未公表。

④書き手としては、知ってることは書かなくていいんだ。氷山の一角だから。

「もし書いている対象を十分に心得ているなら、知っていることを書かなくても良い。もし作家が真実を込めて書いているなら、書かなかったことであっても読者には書いたも同然に実感される。氷山は水面に出ている八分の1だけで堂々たる動きを見せている」

「知っていて書くなら省いて書ける」「省くためには知らなければならない」「海面上に出ているのは氷山の一角だ」

 

⑤早朝に書いていた。蔵書は8000冊。体験をもとに書くタイプの作家だが、やはり膨大な資料をかきあつめるタイプでもあった。

⑥17歳のころからちょこちょこ書き始め、従軍し、被弾。最初期は短編集。

 

・おじいさんになってようやく書けて、ちょうどいいタイミングだったのかもしれない。死ぬ直前。生きることへの昇華

・お母さんが死んで、2番めの奥さんもなくなった。

・新聞、雑誌がだいすき。

・短編のほうがあってる?

・子供ずきではあった。10時まで執筆して、あとは子供と一緒に遊んでた。

ヘミングウェイ的にもまあ、助けられたことはちょいちょいある。