まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

猫SFアンソロ

 

 猫ほど素敵なエイリアンはいない

マシュマロを焼き、人間の言葉を話し、宇宙で猫パンチを放つ――
奇妙で可愛い猫たちの物語

文庫初収録3匹、本邦初訳4匹!


愛すべき個性豊かな10匹の猫たちが宇宙狭しと跳び回る。
アンソロジストがすべての猫好きとSFファンに贈る、猫SFアンソロジーの決定版!
地上でも宇宙でも、猫はやっぱり猫なのだ。

 ・なんだこの幸せなアンソロジー

・『パフ』

・哺乳類は幼少期にとんでもなく学習する。ならばと飼い猫の成長を子猫のままで止め、超天才猫をつくったが、その猫が自分でマシュマロまで焼き始めた話。最終的には野犬に復讐して――。最後は家族ですこしのホラーエンド。

・『ピネロピへのおくりもの』

 おそらく宇宙人がおばあさんのところに世話になる話。いろいろ素敵。

・『宇宙に猫パンチ』

 原題は「Well Worth the Money」(乗せる価値は十分にあり)。ある宇宙への重大任務で、宇宙船にクルー3人と猫を乗せる事になる。宇宙船のAIはとても頭が良くて、途中から猫までクルーと認識し始める。(最初は『猫』が登録されてなくてさっぱりわからなかったが、途中で猫をクルーと認識し、保険や給料まで適用し始める)ホラーになるのかと思ったが、最後は宇宙人に襲われて大ピンチ、そこで猫が宇宙人と戦いだして勝ってしまうハッピーエンド。