覆面作家企画8 あとがき
覆面作家企画8の推理期間が終了し、回答期間になりましたので、あとがきを……。
■作者名
黒田渚(以前に小杉蘭)
小説家になろうのマイページ https://mypage.syosetu.com/521516/
参加ブロック D 答えはD01『秘密が見える目の彼女 』でした
■ジャンル
学園超能力ドタバタ恋愛ミステリ?
■あらすじ
"杉本めぐみは、人の目を見つめることで、相手が隠している秘密を見破る能力をもつ。めぐみは過去のトラウマから内気な性格になっていたが、眼鏡をはずすとおしゃべりな人格<メグミ>に代わってしまう。ある日、学校内で盗難事件が発生。不良男子の中居が犯人に疑われるなか、メグミは中居の秘密を探ろうとするが……。
オドオドめぐみとおしゃべりな<メグミ>、めぐみに恋する不良少年のドタバタミステリ。"
■意気込みテンプレを使用された方は、URLを教えてください。
■推理をかわすための作戦は?
Oh……Well……
■ストーリーの構築において気を使った点、苦労した点などあれば教えて下さい。
もともとキャラクターから作ってしまうことが多く、キャラの面白さで押し切ろうとしてストーリーがおろそかになりがち→オチがつかないことが多いです。今回はちゃんとオチがついたので良かったです。
■削ったエピソードなどありましたか?
・本当はもうひとりキャラ(犯人役)がいたのですが、入り切らないということで、削ってちゃんとお話になって良かったです。あと6000字ミステリなんて書いたことなかったので難しい。事件 → 即解決 としても、そこそこ「キャラクターの成長」がないと短編にならないかなと思い、全部詰め込んだ感じあります。
■その作品の続編または長編化のご予定は?
・正直、そんなに珍しい設定でもないので……書くのは楽しいですが。こういうベタ恋愛ミステリもたまにはいいかなぁ。
■推理期間中、褒められた点は?
キャラ対話が楽しい……それでいいのです( ^ω^)……
■推理されてみて、いかがでしたか?
不良・中居がめぐみのことを「きみ」と呼ぶのはおもしろい、というご意見がありました。まあ違和感はありますし普通は「おまえ」なんでしょうが、相手が好きな女の子だから……多少はね? (作中で「きみ」→「おまえ」→「あんた」とかなり安定してません)
■あなたの作品だと推理された作品はありましたか?
『夢を視ないという夢』
■あなたの作品が他の方の作品だと推理された作者さんはいましたか?
せらひかりさん、塩中吉里さん、五十鈴スミレさん、並木空さん
■あなたの正解率、どのくらいでしたか?
じぶんは推理はしていないので、当てられた正答率で……。最終結果では7/8(87%)で当てられてしまうという始末。
なろうサイトのエッセイあとがきに参考にした本↓のことを書くという凡ミスをやってしまい、(普通に忘れてました)、タイトル(『秘密が見える目の彼女』)から見破られてしまいました。もちろん、その手がかりなしで当てた方もいらっしゃいますが。まあ、ミステリもたいてい手がかりがあって犯人は見つかるもので……(という言い訳)。タイトルはオマージュ的なアレだったのですが、そこから見破られるとは、やはり天才。しかし3年以上前に投稿したエッセイの、しかもあとがきまで見てくださったということで、探偵諸氏の努力の勝利ではないかと思います。この企画参加は数年ぶりですが、回を重ねるごとに推理がガチになっている気がします。文体で推理したかったという方には申し訳ないですが……。
実はもっと直接的にアイデアを書いていたページがあり、そこは非公開にしていました。ネタをツイートしまくる作家に覆面は向いてない……。
■最後に一言
たくさん感想を下さった皆様、本当にありがとうございます。主催様おつかれさまでした。感想がもらえて嬉しいと感じたのは久々です。
いまはSF小説講座で、投稿用の小説を書いて発表しているので(黒田渚 (@KosugiRan) | Twitter)、よかったら覗いてみてね。ロボットとアンドロイドと恋愛多めです。
『モルテ・マッキナ 』 : 葬儀屋さんにアンドロイド社員がやってきたら?の話
『ウォレット・カレン』 : 仮想通貨を貯めるとどんどん賢くなるAIキャラクタの話
~~~余談~~~~
■作品のネタを思いついたきっかけは?
児童書からの拝借です……。相手の恥ずかしい過去を見破る職業『恥あらわし』の女の子の物語。執筆のために読み直したのですが、マジでかっこいい。同族殺しの濡れ衣を着せられた王族少年ニコと共に、非力な主人公が能力で立ち向かう。ついでにディナのお母さんも恥あらわしなのですが、このお母さんもかっこいい。ラスボスは、恥を恥とも思わないイケメン領主。
キーワード:ドラゴン、貴族、兵士、ガチャガチャ鎧に(*´Д`)ハァハァしたい人。けっこう図書館に配備されている本です。
- 作者: リーネコーバベル,Lene Kaaberbol,木村由利子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2003/02
- メディア: 単行本
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・第2巻。ディナ家族大活躍の巻。家族が活躍するってかっこいい。
・さいきん映画化もされたもよう。兵士鎧(*´Д`)ハァハァ
原作はデンマークで、どんどん続編が書かれているらしいのですが、日本語に翻訳されていなくて悲しい。ハヤカワさん……。