まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

サロゲート

・フー

 

サロゲート (吹替版)

サロゲート (吹替版)

 

 

・2009年公開の映画。原作は2005年刊行のアメリカンコミック。主演はブルース・ウィリス

・とても良い映画だった。

カメオ出演に、アンドロイド研究の石黒浩先生と金出武雄先生が出ている。金出先生、(カーネギーメロン大学の方?)、一度お会いしたことがあり、わたしが研究室のデモに失敗してへこんだ記憶が……。

・あらすじ

脳波で遠隔操作できるロボット<サロゲート>が開発された近未来。人々はサロゲートを分身として使役し、自身は家から一歩も出ずに社会生活を営むことが可能となった。ある日、サロゲートを介してオペレーターを殺傷できる武器を使用した、<殺人事件>が発生する……。

 ・当然、ブルース・ウィリスがFBIで事件を追う。アクション映画と勘違いされたからか評価は低いが、意外と良いサスペンス映画だった。

・ブルースのサロゲート(ロボット)はハゲじゃなくてふさふさである。しかし、途中から生身のブルースが戦うことになり、生身でロボをぶっ壊していくいつものブルース。(ずっとダイ・ハードのときのイメージだったがさすがにおじさんになっている)

・当然だが登場人物はほぼサロゲートで、役者さんたちはロボットっぽいメイクと演技に終始している。(おそらく声も少し合成)。みんなうまい。

・好きなシーン。ブルースが生身に戻ったとき、今までずっとサロゲートに頼りっぱなしだったからか、街中で歩けずフラフラになる。しかもまわりはロボだらけでガンガンぶつかってくる。

・『攻殻機動隊』っぽいのはたしかにそうで、しかもヒロインの吹き替えが少佐(田中敦子)である。

・アイデアとしては確かにあまり新しくはない。けど好き。古いSFと言われようが好き。というか現実と地続きのSFになったら、どうしても古いSFになってしまう。それでいいんだよコノヤロー、俺は古いSFが好きなんだよコノヤロー。それで悪いかよチクショー。(アイデアが出なくて困っている)