まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

新・所得倍増論

・まだ半分しか読んでないけれど、発見がいっぱいあったのでメモしないと頭がパンクしそう。

   

 ・「新・観光立国論」の著者とおなじ。日本のGDPは世界で3位だけど、人口1人あたりのGDPで見るとかなり低くね? という論。人口1億人越えなので3位は当然と言えば当然。

・総GDPが3位だと油断してしまう、というのは思うけど、それよりノーベル賞受賞者の数が少ないのは前から思ってた。ノーベル賞が全てと言うわけではないけど、さすがに人口に比べて少ない。

・タイトルはへんてこだけど、同じ著者のいい記事。

日本は「GDP世界第3位」の経済大国である
 → 1人あたりGDPは先進国最下位(世界第27位)
・日本は「輸出額世界第4位」の輸出大国である
 → 1人あたり輸出額は世界第44位
・日本は「ノーベル賞受賞者数世界第7位」の文化大国である
 → 1人あたりノーベル賞受賞者数は世界第39位
・日本は「夏季五輪メダル獲得数世界第11位」のスポーツ大国である
 → 1人あたりメダル獲得数は世界第50位

皆さんが学校でこんなに熱心に勉強して、塾にも通って、就職してからも毎日長い時間を会社で過ごし、有給休暇もほとんど消化せず、一所懸命働いているのに、「生産性は世界第27位」と言われて、悔しくないですか。労働者1人、1時間あたりで計算すると、イタリアやスペインすら下回ります。「先進国最下位」の生産性と言われて、悔しくないですか。私は、悔しいです。

・日本の農業がやばくて、もっとまずいのがサービス業。そいで女性の収入。経営側がかなりまずい。

・まあアメリカはいまだに人口がドカドカ増えて、GDPもどんどん上がってるけどたぶん富裕層が増えて、つらい人もふえてるのかもしれないけど。

・高齢化と少子化がすすみ、人口1億人を維持するためには、既婚女性が1人あたり3.44人産まなくてはいけないっぽい。おー。なんで高齢化だとこうなるのかよくわからんかったけど、出産適齢期があるからかな。経済がよくなればもう少し出産しやすい環境になるのだけど。あとキャリア。

・鉄のなんとか、というイギリスのサッチャー首相はすごかったらしい。戦後、植民地がなくなってガタガタになったイギリスを回復させた、イギリス初の女性首相。女性だから改革できたというわけではなく、彼女は理系で、数字と理論を使って改革したかららしい。

・また追記