まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

資料集めをするとかなしー

・たとえば「不老不死」「中世ヨーロッパ」とかで先行作品、資料作品を探すとすると、超名作と呼ばれる作品でもパパパパーと読まないといけない。この場合、ていねいに読むことが目的ではなくて、資料として吸収するのが目的だからどす。

・これがとてもかなしい……というかもったいない。ううーとか言いながらパラ読みする。なんたら賞受賞とか、何万部売れたやつとかでも。好みの作品でもだ!

・でも最近、再読しないような作品の内容は、後ですっぽり忘れていることに気がつきました。だいたい資料として読んだような、「読まなきゃいけないかな」と思って読んだ作品はだいたい忘れてる……というか、もう一度ひらこうとしないので黒歴史あつかいになっているというか……意味がないというわけではないのだけど、あまり意味がないかもしれない。好きな作品を読みなさいということ。

・あと大事なことは、資料を読んで頭の中に吸収して「覚える」のはやめたほうがいいということ。あとあとになって作品をいじるときに、忘れるんです。なので20冊の資料をもう一回読まなきゃいけないとか、それは面倒くさい。5行くらいでいいので資料の概要をちゃんとメモること。とりあえず今回は小説マンガ合わせて20冊くらい目標にがんばりょー。

・「読む」ことが目的ではなくて、作品に生かすことが目的。わすれないこと。

・これが本題だったのだけど、そういう「資料あさり読み」ってものすごく体力を使う。意識してやらないとだらだら読んでしまうので、読む本をどかんとリストアップして入手方法を探してバババっと読んでメモる。疲れますなあ。でも埋められなかった空白の設定が埋まるとワクワクする…かも。そこから話がどんどん生まれたりするし。