まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

Fall between two stools.

・イベントやコンテストが重なったときに、「まあ2倍書けばいいか」と言って、毎回爆死してしまうメンタルをどうにかします。

(タイトル:英語で、ふたつの椅子のあいだに座ると落っこちるわよ、というらしい。日本語で二兎の意味)


・アスリートでも「この大会とこの大会に出たいけど体力的にむり」という場面はあると思うし、会社経営でも、処理しきれない仕事を受注をしてしまって、あぎゃーというときはあると思います。それこそ売れてる作家さんは、入るだけ原稿依頼もらってたらぜんぜん追いつけない。なんで過重にやってしまうかというと、「そうしたほうが成果でるんじゃないか」という気持ちからですが。イメージとしては、舟で進もうとしていた川幅がぎゅうっと狭まる感じ。わからん。


・ふたつの仕事のうち結果としてどうなるかというと、びみょうにやりたくなかった仕事がてきとうになるか、両方の結果がだめになる。おそろしい。

・防ぐ方法は……スケジュールを立てるしかないよーな。3,4ヶ月あとのスケジュールは立てにくいですが、ぼんやりとでも立てて、過重かどうかを論理的に判断する。「いけるんじゃね?」とぼんやり思ってる自分に「これでいけるっすか」と証拠をつきつける。言ってしまえば簡単なことなんだけど、むずかしい。「過重かもしれない。きついかもしれない」と思ったらすぐ予定を組む。すばやく反射的に。

文学フリマ - 第一回文学フリマ京都 開催情報 

・そのときに重要になってくるのが、自分はどれぐらいのペースで書いているかというのを、正確に把握すること。正確に把握するというのがむずかしい。体調で増減するかもしれないし、プロットがうまくいかなかったらだめかもしれない。創作はノリにのる、ということがあるので、どうもそのノッてるときのペースを基準にしがち。そうではなくて通常運転のときにどのくらいのペースか。日々メモとかして気をつけないとわからない。もちろん経験が一切ない場合はぜんぜんわからない。 
 いまのところ私は1日500文字ペース……原稿用紙1.5枚。年間で500枚くらい。少ないかどうかは知らないけどしょーがない。いまはこれをクリアできるかどうかも微妙なので、ちょっとずつ増やしていくしかない。これは3500文字(約10枚)の短編なら、プロット、キャラ設定、資料分析、執筆、推敲ふくめて1週間でがんばるということ。けっこうきびしいな。30日で45枚か。けっこうきびしいぞ(2回目)。たいてい短いとしんどいんだ。