まほうのことば

小説の新人賞などに応募しています。本の話や創作の反省。黒田なぎさ

話をおもしろくしようとすると自分が楽しくなくなっていく話

・話をおもしろくしようとして、キャラクターの設定をこねたりいじったりするのだけど、すでに自分のなかである程度かたまってしまっている場合、変えていくとどんどん楽しくなくなっちゃう。

 

・30枚の短編とかなら、まあなんとかそのままいける

・けど300枚の長編を、「楽しくないなー」と思いながら書くのはほぼ不可能。

 

たとえば自分の場合、すぐに「現代の家庭のほのぼの話」を書いてしまうのだけど、

インパクトとしてはあまりよくない。どこにでもありそうな話になる。

なので時代を過去にしたり、異世界にしたり、キャラクタの能力や職業を変えたりするのだけど、

それって自分が書きたかった話でもないよなあと思ったりするのです。

 

★ 「そのままいけばいいやん」という意見もあって。

まあ失敗したら変えればいいんじゃないのみたいなこともある。

けど「変えられない」って、ものすごく不利なような気がする。

 

★ 時代やキャラを変えなくても、書きたいことを変えずに、別のことで変化を持たせればいいのでは? とか。それが一番現実的かもしれない。

たとえばざっくり「女子高生と家族のはなし」ってすると、どこにでもありそうな話の気がしますやん。これが耐えられないんだけど。

けどそのなかでしっかり個性を持たせれば、どこにでもある話、じゃなくなっていくんじゃないかな。